¡pasatiempo!

都内W大学のJDがつまらない毎日を嘆くセンセーショナルなブログ。

大島渚と平和学

こんばんは。

 

最近は暑い日が続きますね。

季節の変わり目は体調を崩し易いので気をつけましょう!

私も今日は鼻血が止まらず大変でした笑

 

今日は最近私に衝撃を与えたものを紹介したいと思います。

 

私は大学で『平和学』という副専攻を取っています。

その授業の一環で鑑賞した大島渚さんの「忘れられた皇軍というドキュメンタリーがとてつもなく衝撃的でした。


反骨のドキュメンタリスト大島渚『忘れられた皇軍』という衝撃 - YouTube

題材は第二次世界大戦後、日本に徴兵された朝鮮人の人々が保障を受けられないというものでした。

 

映像に登場したもと軍人の朝鮮人の人々は腕や脚などの体の一部を戦争で失っており、1人の男の人は片腕を失い、両目とも失明していました。

 

戦後18年間、彼らは一銭も国から保障を受けられず、生活の基盤は主に街頭で集めた募金のみでした。日本政府や韓国政府に訴えたところで状況は変わらず、彼らの生活は困窮しているとのことでした。

 

もちろん平成生まれの私はこのような事実が存在したことに驚いたとともに、戦争が悲惨なのは決して戦争中に多くの人が傷つき亡くなるからというだけではなく、その後遺症もまた大きな損失なのだと気づいたのです。

 

しかし、更なる衝撃は大島渚さんの映像でした。

映像から溢れ出る「怒り」

心にダイレクトに響くその激しい感情はこれまで私が観てきたどのようなドキュメンタリーよりも強烈に心に訴えかけてきました。

 

今まで「芸術」が世の中を変えられるという言葉の意味がイマイチピンと来ていなかったのですが、これはまさしくその通りだと思わされました。

 

人を動かすものは突き詰めれば、感情だと私は思います。

仮にとてつもない正論で説得されたとしても、それが心に響かなければ人は行動には移しません。

「心に響く」ものや言葉が人を動かすのだと思います。

 

大島渚という方はまさにそれを体現するような作品をいくつも残しています。

そしてこのような心にささる映像を1人でも多くの人が観て、行動を起こすきっかけになればいいなと思います。

 

平和「学」だけ修めても結局自分が人を動かせる様にならなければチェンジメーカーにはなれない!!

 

人の心に響けるような人間になるためにも日々自分を磨いて行かねば!!

 

そう思いました。